多モードコヒーレント受信機
- 発明者
- 東京大学大学院工学系研究科 種村拓夫先生 他
- 特許情報
- 出願済
- 発明紹介
- 【概要】
現在の空間多重光通信はモードの数だけ送信機/受信機が必要になる等モード数が増えると大変である。
本発明では、複数枚のMSを用いることで信号光の空間モードと偏波モードを同時に分離して、所望の位相差で局所光と干渉させることができる多モードコヒーレント受信機を発明した。
MSを適切に設計することで信号光は空間および偏波モード毎にそれぞれ0°, 90°, 180°, 270°の位相差をつけて、4個の点に等しい強度で集光する一方で、局所光は同じ点に均等に集光させる。
それを受光機で受信することで全ての空間・偏波モードの複素振幅が検出できることをシミュレーションで確認済み。
素子の試作実証に成功し、OFC 2024ポストデッドラインにて発表。
【特徴】
薄い基盤の面それぞれにMSと全反射ミラーを形成することで基盤1枚で同じ機能を実現できるため、小型化が可能。
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- 資料
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記載の情報は2024年7月1日時点のものです。
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