局所光偏波無依存のコヒーレント受信器
- 発明者
- 東京大学大学院工学系研究科 種村拓夫先生 他
- 特許情報
- 出願済
- 発明紹介
- 【概要】
現在使われている偏波多重コヒーレント受信器は、モジュール全体が複雑かつ高コストになるため、長距離通信リンクにしか用いられていない。
また、LO光の偏波状態は固定させる必要があるため、 LOを信号光と一緒に送信するセルフコヒーレントシステムなどには適用できない。
本発明では、メタサーフェス(MS)1枚と5つのフォトディテクタ(PD)(既存のPDアレイを使用可)を用いて偏波多重コヒーレント受信器を構成したことで、小型化を実現した。
適切なMSの設計により、LO光の偏波状態に依存せずに信号光の両偏波IQ成分の情報が全て検出できる。
セルフコヒーレントシステムに適用することで、低コストな偏波多重コヒーレント伝送が可能になる。
MSを2枚用いることでマルチコア受信機への拡張も可能である。
素子の試作実証に成功し、OFC 2024ポストデッドラインにて発表。
【特徴】
・局所光の偏波状態に無依存
・小型
・システムが簡素なセルフコヒーレントに応用可能
- 資料
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記載の情報は2024年7月1日時点のものです。
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