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株式会社東京大学TLO
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耐糖能・血糖制御能を簡便に提示できる新規計算モデル

発明紹介
【背景課題】
血糖恒常性の破綻は、多くの合併症を引き起こす。しかし、血糖制御能や合併症の予測方法は確立していない。
糖尿病の診断、経過フォローに従来使われるgold standardな指標は空腹時血糖値、HbA1c, 経口糖負荷試験2時間後の血糖値である。しかし、これらの三つだけでは血糖制御能や合併症の予測を十分に行えないことが明らかになっている上に、病院に行き経口糖負荷試験を行うことにも手間がかかる。

【発明】
血糖波形を簡便に測定できるウェアラブルな装置、持続血糖計測装置(CGM)から血糖制御能や合併症予測を行った。
具体的には、「F(糖の総量)=K(血糖制御能)・G(血糖波形情報)」という式を用いることにより、摂取した糖の総量と血糖波形情報だけから血糖制御能を一意に導き出すことを達成した。
そして、これらの血糖波形情報と糖尿病合併症がよく相関することも発見した。
また、クランプ試験から血糖制御能に関する様々なパラメーター、特にglucose effectivenessと呼ばれる指標などを推定するには複雑な計算が必要であった。
しかし、この新たに作成した式を応用することにより、クランプ試験から四則演算のみで計算負荷少なく血糖制御能に関する主要なパラメータを全て求められることも示した。
担当者からのコメント
【実装イメージ】
① クランプ試験装置から血糖制御能を瞬時かつ自動的に計算する装置
② 入力値として、一定期間の食事量の記録等と、持続血糖測定装置(CGM)由来の血糖波形情報をインプットするだけで(採血不要)耐糖能を表示してくれ、一定の閾値を超えると通院を促したり、食事改善を提案してくれるプログラムとしての実用化
※閾値の設定は今後の研究課題であり、臨床検体を用いて共同研究から実用化まで取り組んでくださる企業様を探索しております。
ご興味をお持ちいただけましたら気軽にお問合せください。
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記載の情報は2024年6月19日時点のものです。
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